出版社:平凡社
発行日:2010年1月
ページ数:277P
著者:寒川旭
定価:860円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。戦国時代が終わり天下が統一されようとする時期の大地震について、被害の様相や人々の振る舞い、地震の痕跡などを組み合わせて詳しく紹介する。」
文字記録や考古学遺跡から地震を研究する新しい研究分野である「地震考古学」から、戦国時代に起きた二つの大地震「天正地震」と「伏見地震」を紹介している。人事ではない、間近に迫った地震の記録です。
[目次]
第一章 天正地震と武将たち
第二章 大地が語る天正地震
第三章 地震のはざまの天下統一
第四章 伏見城の鯰、暴れる
第五章 伏見地震を引き起こした活断層
第六章 液状化現象の痕跡を読む
第七章 遺跡に残る地割れと地滑りの跡
第八章 地震後の秀吉と豊臣家
第九章 連動する大型地震
終章 現代と将来の地震