出版社:中経出版
発行日:2010年2月初版
ページ数:287P
著者:小和田哲男
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「『秀吉』では竹中直人の「すし食いてぇ、天ぷら食いてぇ」のアドリブで綿密な台詞考証が吹っ飛び、『功名が辻』では脚本家の強い要請でしぶしぶ認めた本能寺での銃撃戦にたくさんのお叱りを受けるなど、いまだから話せる時代考証失敗談などの三つの大河ドラマの制作秘話を披露。本書を読めば大河ドラマを見る楽しみが倍増します。」
戦国時代研究の第一人者でNHK大河ドラマの時代考証をされている小和田哲男氏の最新作。大河ドラマの時代考証の裏側がとても面白いです。史実とフィクションの境をどう考えるのか、本当は・・・・。文庫版で手軽ですが、中身はとても充実していますよ!時代劇が好きな人は必見です!
[目次]
第一章 ドラマ性か?史実か?─悩める時代考証
第二章 フィクションと史実の落としどころ
第三章 ドラマ化とは歴史を再現することだ
第四章 ドラマの華・合戦シーンとの“戦い”
第五章 最新の研究成果をドラマに生かす
エピローグ 三つのドラマをふりかえって─いまだから話せる時代考証失敗談