編集・発行:大阪歴史学会
発行日:2009年6月20日
ページ数:216P
定価:1,000円
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、2005年4月16日に実施した、大阪歴史学会現地見学検討会《天下普請を支えた石材の調達 -徳川大坂城東六甲石切丁場跡-》をもとに、当日の報告者のみならず、関連論考の寄稿を依頼し、まとまった内容をもつ『ヒストリア』の別冊として企画した。」
石垣の部材を採取した石切丁場に関する調査報告をまとめた冊子。学会報告でもあるので、内容は専門的はあるが、その分最新の報告を読むことができます。
購入は大阪歴史学会ホームページより。
[目次]
大阪城再築の経過と普請参加大名の編成
石垣構築技術の発達と石材の規格化
大坂城再築と東六甲石切場
東六甲採石場甲山刻印群
芦屋における石切場の発掘調査
石切丁場の実際 -豊前小倉藩(細川家)の場合
大坂城再築にかかわる各地の石切丁場
大坂城乾櫓出角の花崗岩石材
江戸城向け伊豆石丁場の現況
名古屋城と石切丁場 -刻印調査を通して
金沢城と戸室石切丁場
近世石切丁場研究の現状とその課題