館林史談 城と城下町の起原

館林史談 城と城下町の起原
編集・発行:館林文化史談会
発行日:1989年9月
ページ数:75P
著者:布川了
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「布川氏はこの研究で、最も解明の困難と思われていたこの地域の中世に、数多くの文献・史料は勿論、現存の遺物・遺跡、民間の伝承等をとりあげられ、広い視野からの考証考察のもとに『館林城の築城の経緯と城下町成立』への道筋を明らかにされたことは、今までのこの地域中世の暗い映像に大きな光明を与えてくれたように思う。」

郷土史研究家による館林城と城下町に関する史料研究の成果がまとめられ、非常に貴重な文献である。

[目次]
一、赤井照光築城説の由来
二、伝統的築城説の否定者たち
三、館林における築城説の現況
四、享徳の乱と館林
五、館林城の築城年代考
六、初期館林城主について
七、赤井氏時代の城と町
付 赤井氏関係資料(抜粋)
参考文献
関連年表