著者:西ヶ谷恭弘
発行:本郷町教育委員会
発行日:1987年3月15日
ページ数:62P(図版含む)+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本郷町では、昭和五十七年度に、向羽黒山城跡附近に施工した、白鳳山生活環境保全林整備事業との関連から、向羽黒山城跡二の丸、三の丸開発事業関連発掘予備調査を実施いたしましたが、向羽黒山城跡全体の測量図や解説書も作るべきだという県教育庁文化課の御指導もあって、昭和五十八年度に航空測量による測量図を作成、同年春、立正大学文学部講師であり、日本城郭史学会幹事長として活躍されており、日本有数の城郭研究家でもある西ヶ谷恭弘先生、県教育庁文化課専門文化財主査渡部正俊先生のお二人に現地踏査を実施していただき、昭和六十年度に西ヶ谷先生に向羽黒山城跡の解説の執筆をおねがいして、ようやく発刊の運びとなった次第であります。」
書評:
会津の南防御の要であり、天地人放映で再び脚光を浴びている向羽黒岩崎城の遺構現況調査報告です。詳細な縄張図つき。
[目次]
一、向羽黒岩崎城の位置と地勢
二、歴史的にみた向羽黒岩崎城
(1)「巌館銘」をめぐって
(2)古文書にみる向羽黒岩崎城
(3)芦名氏発展と向羽黒岩崎城
(4)岩崎山と黒川城
(5)向羽黒岩崎城と雪村
三、向羽黒岩崎城の構成
(1)向羽黒岩崎城の構成
(2)Ⅰ曲輪群 - 実城地区
(3)Ⅱ曲輪群 - 中城地区
(4)Ⅲ曲輪群 - 外構地区
(5)北曲輪 - 伝・盛氏屋敷
(6)西曲輪群と大手口
四、向羽黒岩崎城の遺構成立期の考察
五、むすびにかえて