編集・発行:福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館
発行日:2009年7月
ページ数:87P
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館が開催する、第17回企画展「金工の技と美 金属製品にみる一乗谷」(会期 平成21年7月18日~8月31日)の展示図録である。
注目は平成19年度発掘調査で数多く見つかった刀装具の目貫などの土製文様型の三次元計測画像である。目視ではわかりにくいその模様をコンピュータグラフィックによって鮮明に見る事ができる。
[目次]
特別寄稿1 金工の歴史 その技と装飾性
特別寄稿2 中世の鋳物生産と鋳造工人 鋳鉄鋳物と青銅鋳物
展示解説 金工の技と美
Ⅰ.プロローグ 一乗谷の諸織
Ⅱ.金属を採る
Ⅲ.金属の輝きと憧れ
Ⅳ.金属を加工する
Ⅴ.よみがえる金属工房
Ⅵ.暮らしにみる金属器
Ⅶ.エピローグ 伝わる技術 金工
コラム
解説 三次元形状計測の方法
展示リスト