出版社:京都新聞出版センター
発行日:2005年10月初版、2008年5月再版
ページ数:297P
著者:中村武生
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「アジア、西洋を歩くと街をぐるりと取り囲む都市城壁が見られる。かつては京都にも、城壁と堀が並置された『御土居堀』があった。城壁と堀がなぜセットになっているのかを検証、現在の様子も紹介する。『京都新聞』連載に加筆。」
「御土居」とは豊臣秀吉によって京の街のまわりに築造された土居と堀のことである。筆者はその歴史的重要性を説明するとともに、失われていく御土居の保護を訴えている。御土居に関する本が少ない中で手頃な価格で入手できる本書の存在は非常に大きい。
[目次]
第一部 御土居堀ものがたり
第二部 御土居堀跡を歩く