出版社:サンライズ出版
発行日:2009年3月
ページ数:215P
著者:太田浩司
定価:1,260円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「直江兼続の盟友・石田三成。彼は単なる「忠義」の臣だったのか? 戦国の構造改革をなし、家康と戦った真の理由とは? 新出文書などに目配りしながら、新たな三成像に迫る。」
最近敗将を見直す動きがあるが、本書も石田三成を再評価することに一役買うであろう。
[目次]
一 三成の誕生と出仕
石田三成の人物像
三成の出生地と祖先
三成と秀吉との出会い
父と兄 正継と正澄
二 秀吉の家臣として
賤ヶ岳合戦前後の三成
奉行としての三成
薩摩島津氏と三成
博多復興と筑前代官
三 天下人秀吉と三成
小田原北条氏攻めと三成
常陸佐竹氏と三成
奥羽仕置と三成
朝鮮出兵と三成
四 佐和山城主 石田三成
佐和山城主時代の三成文書
三成が佐和山領に出した村掟
佐和山城の城と城下町
五 正郡の関ヶ原
信濃真田氏と三成
直江兼続と石田三成
西軍の関ヶ原
石田三成の捕縛
佐和山城の戦い
おわりに
石田三成年表
古文書釈文集