国別戦国大名城郭事典

国別戦国大名城郭事典
出版社:東京堂出版
発行日:1999年12月初版
ページ数:361P
編集:西ヶ谷恭弘
定価:3,800円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
戦国大名とその居城を綴った書籍は意外とない。戦国大名が活躍する時代が中世から近世へと大変革を遂げる時期であるからだ。畿内では総石垣づくりで天主建築が構えられた安土城や大坂城、聚楽城が出現する一方、東北の伊達氏米沢城、四国の長宗我部氏岡豊城のように土塁づくりで建物の様子が皆無の城と、戦国大名の居城は様々である。戦国大名も、その家中と被官たち、また領国経営の状況も実に様々である。さらに有名無名を問わず、研究の調査成果が各戦国大名により大きな差がある。一冊にして戦国大名とその居城を集大成するには、内容にどうしても格差が生じてしまうのある。
本書では、こういった格差をなるべく生じないよう、戦国史研究会と日本城郭史学会に所属する方々に、それぞれ調査、研究テーマに添った記述と内容構成をお願いして、編集刊行の運びとなった。事典という性格上、専門的な見解や学説の紹介はなるべく避けて、各戦国大名の最新の研究成果を踏えた概説にとどめ、居城の所在と状況を綴ることにした。本書は、先に刊行した「守護・戦国大名事典」の姉妹編である。
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[目次]
陸奥国 南部氏
陸奥国 津軽氏
陸奥国 伊達氏
陸奥国 相馬氏
陸奥国 田村氏
陸奥国 蘆名氏
陸奥国 長沼氏
陸奥国 山内氏
陸奥国 岩城氏
出羽国 最上氏
出羽国 小野寺氏
常陸国 佐竹氏
常陸国 江戸氏
常陸国 多賀谷氏
下野国 宇都宮氏
下野国 佐野氏
下野国 那須氏
下野国 小山氏
下野国 皆川氏
上野国 長尾氏
上野国 由良氏
上野国 真田氏
下総国 結城氏
下総国 足利氏
下総国 千葉氏
上総国 正木氏
安房国 里見氏
武蔵国 太田氏
相模国 北条氏
越後国 上杉氏
能登国 畠山氏
加賀国 一向一揆
越前国 朝倉氏
若狭国 武田氏
若狭国 武藤氏
甲斐国 武田氏
信濃国 高梨氏
信濃国 真田氏
美濃国 斎藤氏
美濃国 森氏
美濃国 池田氏
美濃国 稲葉氏
飛騨国 三木氏
飛騨国 江馬氏
飛騨国 金森氏
駿河国 今川氏
三河国 徳川氏
尾張国 織田氏
伊勢国 北畠氏
伊勢国 神戸氏
近江国 京極氏
近江国 六角氏
近江国 浅井氏
近江国 朽木氏
大和国 松永氏
大和国 筒井氏
河内国 三好氏
摂津国 和田氏
摂津国 池田氏
摂津国 伊丹氏
丹波国 内藤氏
丹波国 赤井氏
丹波国 波多野氏
丹後国 一色氏
丹後国 細川氏
但馬国 山名氏
播磨国 赤松氏
播磨国 別所氏
因幡国 山名氏
因幡国 垣屋氏
伯耆国 南条氏
備前国 浦上氏
備前国 宇喜多氏
備前国 松田氏
備中国 三村氏
安芸国 毛利氏
讃岐国 十河氏
讃岐国 香西氏
讃岐国 香川氏
伊予国 河野氏
伊予国 西園寺氏
土佐国 長宗我部氏
土佐国 一条氏
土佐国 安芸氏
土佐国 本山氏
筑前国 立花氏
筑前国 高橋氏
筑前国 秋月氏
筑後国 蒲池・立花氏
筑後国 筑紫氏
豊前国 宇都宮氏
豊前国 大友氏
肥前国 龍造寺氏
肥前国 鍋島氏
肥前国 波多氏
肥前国 有馬氏
肥前国 大村氏
肥前国 松浦氏
肥後国 相良氏
肥後国 和仁氏
日向国 伊東氏
大隈国 種子島氏
薩摩国 島津氏
対馬国 宗氏
戦国時代地方別年表