発行・編集:村松町教育委員会
発行日:1981年3月31日
ページ数:21P+図版10P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「昭和48年末から、町史編纂の計画で資料収集が始められ、多くの古文書が日の目を見るようになって数年。何れの地方史にも不足する中世以前の史料は、村松も例外ではなかった。城下町としての遺構も、時代とともに消滅し、城址さえ町民から忘れ去られようとした。町史作成が、城跡公園・資料館建設への運動を盛上げたと言っても過言ではなかろう。」
書評:
村松城は、正保元(1644)年5月に堀直吉により陣屋として始まり、嘉永3(1850)年に修改築をして完成したとされる。本書は同城の初めての発掘調査報告書であるが、その範囲はごく一部に留まっている。
[目次]
1.村松城址の位置と歴史的環境
2.発掘調査に至る経緯
3.調査方法と層序・生活面
4.発掘経過
5.遺構
6.遺物
7.まとめ
8.結語