出版社:高志書院
発行日:2009年5月
ページ数:288P
著者:峰岸純夫
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世の合戦と城郭に関連する諸論考を、「内乱・合戦と城郭」「合戦と陣所・宿・木戸」「戦国史のなかの城郭」「城跡の保存運動」の4部に分けて収録。」
関東の城を中心に、著者の研究成果をまとめたもの。城跡の保存運動や整備計画について一章割いているのが面白い。
[目次]
第Ⅰ部 内乱・合戦と城郭
1 大蔵合戦と武蔵武士
2 新田義貞と足利千寿王
3 南北朝内乱と武士
4 小山義政・若犬丸の乱と鷲城・祇園城
第Ⅱ部 合戦と陣所・宿・木戸
5 享徳の乱における城郭と陣所
6 武蔵府中の人見街道と市場・宿・木戸
第Ⅲ部 戦国史のなかの城郭
7 箕輪落城
8 信濃・上野における戦国の終焉
9 後北条氏政権における北条氏照の地位
第Ⅳ部 城跡の保存運動
10 城郭保存・整備の現状と問題点
11 文化財の調査・保存と地域史研究
12 中世の飛山城跡