編集・発行:栃尾市教育委員会
発行日:1988年3月25日
ページ数:76P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この冊子『栃尾の城館』に集録された古城は、当市文化財審議委員の嶋田進先生が、長い年月をかけて、言い伝えを頼りに実地踏査し、現地の確認、遺構の調査、史実との照合等を基にして、ユニークな発想でまとめられ、その都度公表されたものである。」
縄張り図は現在主流の緻密なものではないが、栃尾地域の城館を散策するには参考になるでしょう。平成で長岡市に合併した栃尾市の発行した本書は入手経路が不明となったため、まだ入手可能なのか絶版したのかよくわからない。
[目次]
栃尾の城館所在図
栃尾の城館
虎千代も住んだ松尾城
南北朝に築かれた荷頃城
会津口を警備した塩新町城
塩谷地方の鎮台二日町城
城主の末裔が住む田之口城
会津への前線基地塩川城
市内最長、最高所の栃堀城
伝説を秘めた古戸城
入東の喉元扼す赤谷城
道閑の悲話伝える人面城
南朝の秘話が脈打つ森上城
謎を秘める虎谿城
栃尾城を支えた天下島館
中越の名城栃尾城
栃尾南端の守り中野俣城
栃尾谿閘門の要塞落合城
伝承に消えた本所城
法篋印塔の謎山葵谷城
栃尾最古、平山入りの城
小型で力感溢れる神保城
下塩城と小貫館
栃尾の城館を歩いて
参考文献