発行:岡山県文化財保護協会
発行日:2002年3月
ページ数:50P+付図13P
編集:岡山県教育委員会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「岡山県教育委員会では国庫補助を受けて、平成三年度から三か年計画で、県内の主要な近世の『道』とその周辺を調査し、記録にとどめることといたしました。第一年次の本年度は『西国街道(山陽道)と倉安川』『津山往来』、『高瀬通しと玉島往来』を調査し、その現状を明らかにいたしました。」
平成に入ってから全国で国庫補助による歴史の道調査が行われたが、本書も岡山県で行われた調査の一冊である。道は歴史を語るということで、日々変わりゆく姿を少しでも多く記録しておこうという試みは大事なことである。道と集落や城の関係は深く、古の道の位置を知ることでなぜそこに人がいたのかが分かることも多いので非常に参考になる。
[目次]
第一章 山陽道(西国街道)の概観
一 往来の名称
二 往来の変遷
第二章 道の確定と現状