出版社:グラフ社
発行日:2009年3月
ページ数:278P
著者:山下昌也
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「米がとれなかったため、商売で得た利益で藩を経営する「商人大名」だった蝦夷松前藩。異民族との接触もある中、松前氏は実質6万石まで藩を育て上げた。版籍奉還で藩が消滅するまでの、歴代のお殿様と家臣の奮闘の軌跡を描く。」
松前藩というあまり取り上げられない藩というだけではなく、年貢として米が取れない?、大名が商人?という興味あるつかみとともに、内容はとても読みやすかった。
[目次]
第一章 商品大名の誕生
情報が武器
蝦夷の系譜
第二章 唯一、「商売」で成り立つ藩
京文化栄える日本最北の城下町
呪われた?松前氏の暗黒時代
江戸から来たお殿様
商いをめぐる藩と商人の攻防
第三章 新しい出発
天下を夢見たご隠居
内地の藩
再びの蝦夷地で
幼い殿様
第四章 激動の時代
三万石の大名
新しい時代
松前家の系譜
年表