発行:岡山県教育委員会
発行日:2001年2月28日
ページ数:112P+図版24P
編集:岡山県古代吉備文化財センター
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「共同溝の整備区間である岡山市東中央町周辺は天瀬遺跡・岡山城外堀跡があることから、共同溝整備に先立ち岡山県教育委員会と協議を重ね、工事によって影響を受ける遺跡について記録保存を委託してまいりました。発掘調査の結果、近世の外堀跡と大雲寺町口の土橋跡等が発見されるに至りました。この発見により、江戸時代における岡山城下の町並みや暮らし等を窺い知ることができる貴重な資料が得られたと思います。」
堀跡ということで、土器や瓦類以外にも土人形や石製硯、煙管雁首、かんざし、下駄等当時の生活が窺い知れるたくさんの品が発見されています。
[目次]
第1章 遺跡の位置と環境
第2章 調査および報告書作成の経緯と体制
第1節 調査に至る経緯と調査経過
第2節 報告書作成の経過
第3節 調査および報告書作成の体制
第3章 平成4(1992)年度の調査概要
第1節 遺構
第2節 遺物
第4章 平成10(1998)年度の調査概要
第1節 1~4区の遺構
第2節 5~8区の遺構
第3節 9・10区の遺構
第4節 遺物
第5章 平成8(1996)年度の調査概要
第1節 遺構
第2節 遺物
第6章 まとめ
遺構一覧表
附編
附編1 天瀬遺跡出土粘土採掘壙粘土の分析
附編2 天瀬遺跡出土の動物依存体の分析
写真図版