出版社:新典社
発行日:2009年3月初版
ページ数:127P
著者:石黒吉次郎
定価:800円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「演劇や物語に展開し、人々の注目を集めた主導権争いや相続問題。うずまく裏切りや忠誠心。いつの世にも通じる人間たちの営みを『御家騒動の物語』へと仕立てた、そのドラマツルギーを中世にたどる。」
御家騒動そのものを紹介する本かと思って購入したが、御家騒動を題材にして世間でどう扱われたかという文化史の側面から紹介している。
[目次]
はじめに 御家騒動とその物語
Ⅰ 中世の御家騒動
1 能の世界から
2 御伽草子から
3 御家騒動物の流行
Ⅱ 近世の御家騒動物
1 中世からの伝統
2 近世における新たな展開
むすび 御家騒動物とは