出版社:朝日新聞社
発行日:2000年9月初版
ページ数:90P
著者:藤井尚夫
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
東西両軍20万が激突した史上最大の合戦。徳川家康と石田三成、両雄の勝利へのシナリオは?400年のときを超えて今も戦場に残る高さ3メートルの塁壁は何を語るのか?「後手必勝」の戦略とは?工業デザイナーでもある著者が、精密なイラストを駆使して復元する戦いの実像。
著者は歴史群像に城郭イラストを描いている藤井尚夫氏です。本書でも著者のイラストを随所で見ることができます。その他にも縄張り図や写真、古絵図など豊富に掲載され、実際に歩きながら、関ヶ原合戦を再検証しようと試みている。非常に切り口の良い書籍であるが、古書も少なく入手が難しいかもしれない。
[目次]
1 関ヶ原合戦
東西決戦―勝利へのシナリオと現実
2 賎ヶ岳の合戦
賎ヶ岳の合戦―秀吉の誤算と勝家の勝機
3 関ヶ原合戦まで
北の関ヶ原
関ヶ原合戦まで