編集・発行:広島県立歴史博物館
発行日:2007年4月27日
ページ数:81P
定価:1,200円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「1970年代以降に国土の開発が急激に進み、各地で中世遺跡の発掘調査がさかんに実施されるようになると、文字資料ではわからなかった事実が次々と明らかになってきました。遺跡から掘り出された多様な資料によって、文字の記録には残されなかった中世の人々の生活や社会の様子が復元できるようになったのです。そこで当館では、近年の広島県内における中世遺跡の発掘調査を紹介し、遺跡から明らかになった地域の歴史を学習するための機会として、この展覧会を企画いたしました。」
フルカラーで各遺跡の遺物や遺構が簡潔に紹介されている。
[目次]
第1章 中世を伝えるもの
(1) 文字が伝える世界
(2) ものが伝える世界
第2章 中世考古学の方法
(1) 遺跡を掘る
(2) 成果をまとめ。伝える
(3) 年代を測る
第3章 掘り出された遺跡
(1) 鏡西谷遺跡
(2) 三日市遺跡
(3) 三太刀遺跡
(4) 尾道遺跡
(5) 薬師城跡
(6) 御土居遺跡
(7) 郡山大通院谷遺跡
(8) 山崎遺跡
(9) 妙音寺原遺跡
第4章 安芸と備後の中世
(1) 椀と皿
(2) 鍋と釜
(3) 擂鉢
第5章 未来へのメッセージ
展示資料一覧