発行:ハウス食品株式会社、紀尾井町6-34遺跡調査会
発行日:1997年3月31日
ページ数:255P
編集:紀尾井町6-34遺跡調査会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回発掘調査が行われた紀尾井町6-34は、江戸時代には徳川御三家のひとつである尾張藩の屋敷(麹町邸)の一角にあたり、その屋敷は隣接する上智大学やその北側の聖イグナチオ協会の敷地にあったことが、当時の史料や絵図面から確認されています。尾張藩の麹町邸についての発掘調査は、平成5年と6年にも行われており、それぞれ『尾張藩麹町邸跡』および『麹町六丁目遺跡』として報告書が刊行されています。発掘調査の成果としては、町人地に関連する麹室や、尾張藩麹町邸に関連する上水などの遺構をはじめ、陶磁器・瓦などの遺物が多数出土しました。」
[目次]
第1章 千代田区尾張藩麹町邸跡Ⅱの概要
第2章 遺跡周辺の環境
第1節 地理的環境
第2節 歴史的環境
第3章 史料にみる尾張藩麹町邸の変遷
第1節 尾張藩麹町邸拝領以前
第2節 尾張藩麹町邸の変遷
第4章 調査に至る経緯と調査経過
第1節 調査に至る経緯
第2節 調査経過
第3節 調査の目的と調査方法
第5章 発掘調査の成果
第1節 江戸時代以前の遺構と遺物
第2節 江戸時代の遺構と遺物
第6章 尾張藩麹町邸跡Ⅱ出土の瓦類
第7章 尾張藩麹町邸跡Ⅱ出土の人骨
第8章 尾張藩麹町邸跡Ⅱ出土の動物遺体
第1節 尾張藩麹町邸跡Ⅱ出土の魚類遺体
第2節 尾張藩麹町邸跡Ⅱ出土の動物遺体(鳥類・哺乳類)
第9章 尾張藩麹町邸の変遷
第10章 まとめ