伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-

伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-
編集・発行:京都市住宅局、伏見城研究会
発行日:1997年3月31日
ページ数:40P+図版24P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「調査地は、京都市伏見区片桐町1番地の京都市営桃陵団地内である。1989年に実施した第Ⅰ次調査に引き続く、桃陵団地立て替えに伴う第Ⅱ次調査である。当該地は周知の遺跡・伏見城跡の南西部にあたる。今回の調査地は、伏見桃山時代には大名屋敷が置かれた城下で、寛永年間には伏見奉行所が清水谷よりこの地に移され、以後明治維新に奉行所が廃止されるまで存続したところである。」

書評:
瓦も出たなかで、伏見城の特徴である金箔瓦も少し出ていたようであるが、その写真がカラーではなく、モノクロであることが少し残念。

[目次]
第1章 調査の経過
 第1節 調査の経緯
 第2節 調査経過
 第3節 調査の概要
第2章 遺跡の検討
 第1節 遺跡の層序
 第2節 桃山期から江戸時代初期の遺構
 第3節 江戸時代前期から中期の遺構
 第4節 江戸時代後期から明治初期の遺構
第3章 遺物の検討
 第1節 土器・陶磁器類
 第2節 金属製品
 第3節 瓦類
第4章 考察