出版社:北國新聞出版部
発行日:2008年11月初版
ページ数:99P
著者:岸豊則
定価:1,429円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「梯川の水の道は京に、世界につながっていた−。『こまつ』の発音に秘められた意味は何か。平城京跡から出土した木簡をヒントに、小松の地名のルーツを探る。北陸道の昔と今についても考察する。」
著者が収集した多くの資料から「小松」の名の由来が、高麗船の船着湊(津)であったからという主張を多方面から裏付けようとする新しい試みである。読みやすく、面白いのでつい読み進めてしまう。
[目次]
小松は「高麗津」だった -小松を検証する-
小松という地名
一向一揆と小松の城
消えた「小松村」と「上小松」
得橋郷と徳橋郷を考える
北陸道の昔と今(細呂木から金沢まで)
延喜式に定められた「北陸道」
北陸道の駅家
紀行記に見る北陸街道
駅路旅鈴の道
北陸街道の今
小松関連年表