編集・発行:小諸市教育委員会
発行日:1995年3月
ページ数:62P+図版24P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は、柏木南城跡発掘の記録であります。県営圃場整備に伴って事前調査が必要となりました。この場所は、東小学校の南西約600mの所に位置します。浅間の裾野が緩い傾斜で広々と続く高原の標高750mの地点です。調査の結果、古墳時代後期の竪穴住居址3棟、平安時代の竪穴住居址1棟のほか、溝状遺構4基、土坑134基、ピット約320基などが検出されました。主な出土遺物としては、前期と中期の縄文土器の破片、打製石斧、黒曜石製の石鏃、古墳時代の杯、球胴甕、中世の内耳土器の破片、砥石、石臼などの石製品があります。」
[目次]
Ⅰ 発掘調査の経緯
1 調査に至る動機
2 調査の概要
3 調査の経過
Ⅱ 遺跡の概観
1 遺跡の自然的環境
2 遺跡の歴史的環境
Ⅲ 層序
Ⅳ 遺構と遺物
1 竪穴住居址
2 ピット群
3 溝状遺構
4 特殊遺構
5 土坑
6 遺構外出土遺物
Ⅴ 総括