第一次・第二次下郷町城館址調査報告書 下郷町文化財調査報告書第三集

第一次・第二次下郷町城館址調査報告書 下郷町文化財調査報告書第三集
編集・発行:下郷町教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:40P+附図4枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「下郷町には平館四ヶ所、山城十一ヶ所の中世城館址が確認されております。これらの城館址の起源は明らかではないが、その大部分が南山国人領主長沼氏に関わるものであり、特に塩生館、中妻館、九々布城については、長沼氏支城制の中核をなす城郭であろうと推定されます。この調査報告は、昭和五十八年度の踏査略測調査、昭和六十年度の同調査及び遺構確認測量本調査の報告書であります。現在略測調査を行った城館址が七ヶ所、本測量調査を行った城館址は先述の中核城郭三ヶ所であります。」


[目次]
一、下郷町域の城館址の特質
 (一)調査経過
 (二)歴史的背景 -長沼氏の下郷支配
 (三)城館址分布にみる支城制 -狼煙制経路
二、個別城館の構成
 (一)中妻館
 (二)塩生館
 (三)久々布城
 (四)草岡館
 (五)赤岡館
 (六)白岩城
 (七)小野城
 (八)田代館
 (九)上添館
 (十)小島館
三、まとめ
附図1 下郷町の城館址分布と狼煙制
附図2 中妻館現状遺構確認調査測量成果図・中妻館現状遺構断面図
附図3 塩生館現状遺構確認調査測量成果図・塩生館現状遺構断面図
附図4 九々布城現状遺構確認調査測量成果図・九々布城現状遺構断面図