編集・発行:高知市教育委員会
発行日:1992年3月31日
ページ数:40P+140P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「高知県中央部に位置する史跡高知城跡は、関ヶ原の戦功により、土佐一国をうけた山内一豊が慶長6年(1601)に着工し10年の歳月を経て慶長16年(1611)に完成しましたが、享保12年(1727)の火災で追手門ほか数棟を除き焼失し現存のものの大部分は、寛保2年(1742)再興に着手し、宝暦3年(1753)に復興したものであります。本丸の規模は小さいが追手、搦手の2つの門、東西の多門櫓とそれを縫う矢狭間塀まで完全に残している城は、全国にも例を見ない貴重な遺構であります。この先人の残した貴重な遺構をそのまま後世に伝えるため、昭和55年度より国庫補助を受けて、史跡高知城跡保存管理計画策定事業を実施し、航空写真測量に基づき高知城跡の史跡指定の範囲を明確にするとともに、今後の保存管理計画についての指針を策定しました。」
書評:
昭和五年発行の高知公園史(145P)が収録されている。保存管理区域の資料が大半で、歴史資料が少ないですね。「高知公園史」は貴重な資料です。
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[目次]
Ⅰ 史跡高知城跡保存管理計画の必要性と策定の意義
Ⅱ 遺跡指定の経過
Ⅲ 史跡高知城跡の概要
1.高知城築城
2.高知城の城郭
3.城跡の変遷
Ⅳ 史跡高知城跡保存管理計画
1.保存管理の基本方針
2.城跡各部の保存管理計画
3.城跡の補修整備等
4.史跡指定区域について
5.史跡の管理者について
高知公園史 武市佐市郎著