編集・発行:花巻市教育委員会文化課
発行日:1998年3月31日
ページ数:90P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は平成9年度に、個人住宅建築に伴う緊急発掘調査および遺跡内容の確認調査として実施した久田野Ⅱ遺跡・杉ノ目遺跡・根子館遺跡・轟木館遺跡の調査結果をまとめたものであります。久田野Ⅱ遺跡は北上川東方の矢沢地区にあり、縄文時代中期の集落跡として本市を代表する遺跡です。また、豊沢川南縁には多くの遺跡の分布が確認されておりますが、このうち杉ノ目遺跡は縄文時代から古代にかけての遺跡であり、根子館跡は中世に当地が稗貫氏に治められていた頃の、重臣根子氏の館跡とされる遺跡であります。」
根子館跡については柱跡ほか少しの遺物の発見にとどまるが、轟木館跡は土塁跡から郭の範囲の復原が試みられている。
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[目次]
Ⅰ 市内遺跡の概要
1.花巻市の位置と地形・地質
2.市内遺跡の分布概要と歴史的環境
3.遺跡保護の重要性と保護事業
Ⅱ 調査の成果
1.調査概要
2.久田野Ⅱ遺跡
(1)遺跡の位置と地形
(2)調査の経緯
(3)調査の内容
(4)調査のまとめ
3.杉ノ目遺跡
(1)遺跡の位置と地形
(2)調査の経緯
(3)調査の内容
(4)調査のまとめ
4.根子館跡
(1)遺跡の位置と地形
(2)調査の経緯
(3)調査の内容
(4)調査のまとめ
5.轟木館跡
(1)遺跡の位置と環境
(2)轟木氏の歴史的環境
(3)調査結果
(4)轟木館跡の発掘調査
(5)まとめ