編者・発行:京都府埋蔵文化財調査研究センター
発行日:1990年12月26日
ページ数:56P+図版48P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「中世から近世の城郭の一つとして、歴史上にはほとんど知られていない綾部市七百石町の平山城・平山東城は、わずかに江戸時代に編纂された『丹波志』にその存在の痕跡が見られる程度でありました。近年、この地に近畿自動車道舞鶴線が計画されたため、事業に先立つ遺跡分布調査によって城跡の存在が知られるようになり、これこそが『丹波志』にいう城跡であるとの予想のもとに、財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターが発掘調査を実施することになりました。本書は、この平山城跡・平良山東城跡の発掘調査報告書であります。本文中に詳しく記載されていますが、平山城跡では畝状竪堀群と呼ばれる巨大な防御施設があり、こういった遺構の調査は、全国的にみても珍しいものであります。」
書評:
巻頭カラー図版で発掘されたすばらしい畝状竪堀群の写真を見ること事ができます。
[amazonjs asin=”4642082654″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”近畿の名城を歩く 滋賀・京都・奈良編”]
[目次]
第1章 位置と環境
第1節 地理的環境
第2節 歴史的環境
第2章 平山城跡
第1節 城の構造
第2節 調査の経過
第3節 検出遺構
第4節 出土遺物
第3章 平山東城跡
第1節 城の構造
第2節 調査の経過
第3節 検出遺構
第4節 出土遺物
第4章 総括
第1節 検出遺構
第2節 出土遺物