寺家新屋敷館跡

寺家新屋敷館跡
編者・発行:福野町教育委員会
発行日:1988年3月15日
ページ数:30P+図版14P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福野町におきまして、永年懸案になっていた寺家新屋敷地区都市計画事業が、昭和61年度より着工のはこびとなりました。当該地区には、町指定文化財の寺家新屋敷館跡があります。ここは南北朝時代に、越中国守護桃井直常の臣、田中権左ヱ門がいたと伝えられ、その後田中太郎兵衛という人が帰農して住みついたといわれています。今では土塁の一部を残すだけと考えられていたのですが、試堀調査の結果、堀が当時のまま埋れていることが判明しました。」
付論の「福野町の中世城館とその性格」では、安居城、前田館、野尻城、柴田屋館、三清館が紹介されている。


[目次]
Ⅰ 位置と環境
Ⅱ 調査に至る経緯
Ⅲ 発掘調査
 1.遺構
 2.遺物
Ⅳ まとめ
付論 地域に生きる歴史的環境 -福野町の中世城館とその性格-