出版社:学習研究社
発行日:1997年10月初版
ページ数:143P
編集:碧水社
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
歴史群像名城シリーズ第15弾。前半はイラストと写真がカラーで多く載っており、後半は読み物となっている。会津若松城の入門書としてはこれ1冊で十分であろう。現在入手が困難なのが残念。
[目次]
カラー特集
空から見た若松城
「陸奥之内会津城絵図」
「若松城下絵図屏風」
若松城復元鳥瞰図
若松城の総構
若松城現状写真集
市内の若松城遺構
蒲生時代の金箔瓦
干飯櫓の復元
「泰西王侯騎馬図屏風」
大名型山水庭・御薬園
(コラム)麟閣と千家再興
第1集 黒川城の時代
芦名氏と黒川城
芦名盛氏と向羽黒山城
伊達政宗の黒川入城
秀吉の奥羽仕置
第2章 若松城の歴史
近世城郭・会津若松城
蒲生氏郷の若松城建設
若松城下町の形成
幻の蒲生氏七重天守
(コラム)「蒲生氏郷紀行」
上杉景勝の神指城建設
夢と消えた対徳川戦争
加藤明成の若松城大改修
幕府の藩屏を築いた保科正之
田中玄宰の藩政改革
「家訓十五か条」と日新館
第3章 若松城の実像
古写真に見る若松城
若松城の発掘
城下絵図から往時を偲ぶ
第4章 会津戦争と若松城
維新と会津藩
城下での戦闘
会津戦争に使われた近代兵器
徹底抗戦への道
若松城攻防戦を検証する
敗戦と斗南への移住
城地の保存と遠藤敬止
若松城をめぐる人々
城跡整備の歴史と計画