図録 天下統一と城

図録 天下統一と城
発行:読売新聞社
発行日:2000年10月3日
ページ数:211P
編集:国立歴史民俗博物館
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「日本各地には数多くの城跡が残されています。そのなかでも江戸時代の城跡はとりわけ多くの人びとに親しまれています。風雪に耐えて残る城跡は、天守などの建物だけでなく石垣や堀などを巧みに配置して、深い縁とともに織りなす景観は独特の美しさを備えています。そうした江戸時代の城はなぜ築かれたのでしょうか。またどうして佐倉城や福岡城、姫路城のように複雑なかたちに発展したのでしょうか。本展では、15世紀の室町時代の館から戦国の激動期を経て江戸時代の完成したかたちに城が変化していく過程を、さまざまな資料を通じてたどっていきます。」
全国各地の発掘調査の遺物や古絵図が多数掲載されており楽しいですよ。


[目次]
総論 天下統一と城 -展示のめざすもの
第Ⅰ章 中世の城と館
第Ⅱ章 城と戦い
第Ⅲ章 安土城と織豊系城郭
天下統一と城を考える
 室町・戦国の社会と城
 織豊系城郭の展開
 天主の成立と中世的儀礼観念の崩壊
 南奥羽における築城技術の発展
 よみがえる安土城
 村上城の中の中世と近世
参考文献
展示資料一覧