出版社:樹林舎
発行日:2008年10月初版
ページ数:72P+付図12枚
定価:9,500円+税5% 限定2000部
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「徳川幕府の軍事防衛拠点が、名古屋の始まりでした。 武家中心の行政都市でしたたかに生きた町衆は、 コツコツとものづくりの技を磨き続け、 幕末維新の停滞をはねのけて、大工業都市を築きあげました。 そして今、名古屋はエコロジー・ライフを先導する文化都市へ。 その街づくりの変貌の歴史を楽しく学べる、待望の古地図集が ついに発刊です! 11枚の絵図・古地図(江戸時代=7図、明治以降=4図)に加え、 今回は名古屋開府400年を記念して、もう1枚、元文3年(1738)に 制作された「名古屋図」を特別付録として収録し、全部で12枚を ご提供いたします。 (完全復刻を旨としますが、原図が巨大なため、収まりきらない ものは縮小しました。絵図・古地図のサイズは、新聞紙見開き大 を基準とし、この倍のサイズもありますので、広げて御覧になる場合は、 あらかじめ場所の確保をお願いいたします) この絵図・古地図集には、『図説 絵図と古地図で見る名古屋の変遷』 という解説書(A4判)が1冊付きます。ここには、収録される12枚の 図版の解説はもとより、そのほか、貴重な絵図がふんだんに掲載され、 復刻絵図・古地図とともに、超一級の歴史資料として永久保存版を目指しました。」
昨年11月に「名古屋開府400年記念」「限定2000部」という宣伝文句に誘われて購入しましたが、すでに出版社にも10冊も残っていないようですね。復刻版とはいえ、大判の古地図が12枚もそろって入手できるのでおすすめの一冊です。といっても、もう残り少ないようですが・・・
[付図]
近世の地図
名古屋村古図面 慶長以前
名古屋城下図 元禄年間
尾府名古屋図 正徳年間
名古屋図 享保年間
尾張國図 江戸中期
名護屋図 寛延~宝暦
名古屋城下図(名古屋舊図) 慶応年間
近代の地図
尾張國図 明治初期
名古屋明細全図 明治26年
名古屋市新地図 大正11年
大名古屋新區制地図 昭和13年
大名古屋市新全図 昭和30年