広島城天守閣再建50周年記念事業 城下の祭り 砂持加勢

広島城天守閣再建50周年記念事業 城下の祭り 砂持加勢
発行:広島市市民局文化スポーツ部文化財課
発行日:2008年6月1日
ページ数:48P
編集:財団法人広島市文化財団 広島城
定価:390円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「江戸時代、『砂持』とは、本来工事などで土砂を運ぶ作業のことを指していましたが、次第に町中の人々が応援と称して、それぞれ奇抜な衣装や山車を造り、鉦や太鼓、三味線とともに踊り、練り歩き、まさにお祭りように大さわぎ(砂持加勢)をするようになりました。広島では、文久二年(1862)五月、城下を流れる本川の川ざらえの際に『砂持加勢』が行われました。この展示会では、幕末にただ一度だけ行われた幻の祭りがどのような祭りだったかを紹介するとともに、当時の城下の人々のエネルギーを感じ取っていただければ幸いです。」
平成20年度企画展の図録。広島城ミュージアムショップで購入できます。
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[目次]
巻頭論文 幕末広島の砂持ち風流 -「広島本川川ざらへ町中砂持加勢図」の世界-
本文
 1 川ざらえ・砂持加勢とは -大坂の事例を中心に-
 2 広島本川川ざらへ町中砂持加勢図に見る - 広島の砂持加勢
 3 今に残る広島の川・海の祭り
参考文献