出版社:随想舎
発行日:1995年10月初版
ページ数:142P
編者:鷲城・祇園城跡の保存を考える会
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
中世下野小山氏の盛衰を語る鷲城・祇園城・中久喜城の広大な城跡の歴史と遺構の状態を詳細に解説している。あわせて、鷲城郭内でのマンション建設問題に至って国史跡指定まで実現させた、保存運動の軌跡は当時の市民運動の盛り上がりを感じられてついつい読み進めてしまう。小山市を訪れるときはぜひとも持参したい1冊である。
残念ながら現在入手が難しくなっているが、出版社である随想舎に少し残部があるようである。
[目次]
1 中世の下野と小山氏
2 小山義政・若犬丸の乱と鷲城・祇園城
3 戦国争乱と祇園城・中久喜城
4 鷲城・祇園城・中久喜城の遺構
5 市民参加の保存運動
6 開発と史跡保存
7 見学探訪のために