編集・発行:湯沢町教育委員会
発行日:1971年3月
ページ数:18P+図版4P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「わが郷土浅貝に、越後の名将上杉謙信ゆかりの城跡があることは、語り伝えや古文書によって明らかであったが、その遺跡が確認されたのは県教育委員会の伊藤正一氏、郷土史研究家の桑原孝氏、細矢菊治氏たちが、昭和37年11月に現地を視察してからのことであった。その後、浅貝地区はスキー場開発の波に乗り、急激な地域開発の渦に巻き込まれるに至った。このことは、経済的には大きな発展を醸して地元を潤したが、反面宿場としての面目を根底から変え、浅貝寄居城跡も又、本丸及び二の丸を残して売却、取崩し等の事態となったので、湯沢町教育委員会ではこれ以上の損壊を防止するため、本丸跡の土地所有者の同意を得、二の丸跡の使用者の了承を得て調査の上、保存に努めることとした。」
開発による城跡破壊による緊急試堀調査の報告書です。当時でかなり破壊されていたようですが、現在はどうなっているでしょう。
[目次]
1 はじめに
2 調査の経過
3 城跡とその周辺
4 発掘
5 出土遺物
6 おわりに
群馬県四万温泉側の木の根宿を越え浅貝地区への山道が14.5世紀位より通じていた由、現在如何な状態か御存知でしょうか。?