尻無城跡

尻無城跡
編集・発行:瑞穂町文化財保護協会
発行日:1991年3月30日
ページ数:17P+図版9P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「瑞穂町には七つの城跡が伝えられている。①尻無城(通称古城) ②伊古城(中世) ③杉峰城(中世) ④大河城(中世) ⑤高田城(中世) ⑥岡城(中世 別名夏峰城) ⑦鍵峰城(中世 別名宿城)である。いずれも中世の城跡であり、城郭の規模や様子はまったくわかっていない。中でも、尻無城については、城主が誰であったかすら不明である。このたび新農業構造改善事業基盤整備栗林農道整備事業のため、県文化課に緊急発掘調査を依頼した。中世の城がどんなものであったか、その一部でも解明できればというほのかな期待もあった。しかし城跡の周辺部分であったため、本体にふれることなく終ったことは残念でもあったが、後の報告書に示されるように、縄文晩期の土器片の出土により、かなり古くから先人の生活の営みがあったことは驚きの一つである。」

[目次]
Ⅰ 調査に至る経緯
Ⅱ 遺跡の歴史的地理的位置
Ⅲ 調査
 (1) 試堀調査の概要
 (2) 本調査の概要
Ⅳ まとめ