公木萬記(第5集) 関氏と一宮城

公木萬記(第5集) 関氏と一宮城
発行日:1976年7月30日
ページ数:74P
著者:松本勝二
定価:非売品 私家本
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「私は三十数年来、城に興味をいだいて、今日までに、日本の城と名のつく跡を見て廻って来たが、一宮の城跡碑ほど粗末にされているところを見たことはない。この城址碑は現在東京にある関氏当主の先代が、昭和十七年に建てられたものであるが土地がなかったというので、市道の一部に建てられたものである。今日までに一宮城をとりあげて、これを明らかにしようとする人のいなかったことは残念である。」
私家本であるが、郷土の歴史は地元の人の手で守られなければ伝えられないという思いを改めて持たせてくれる本である。


[目次]

一宮城の生いたち
一宮四家
関氏と家康
城址の範囲
関康正と真清田神社
関家の系図
関氏の系図
関長重
関長重と築城
蘭奢侍
伊勢長島の乱
恵林寺の焼打ち
小牧の役
森長可
長久手の役
一宮関氏の関係者
森氏系図
不破氏と一宮城
付記
あとがき