発行元:新人物往来社
発行日:2008年6月発行
ページ数:352P+別冊付録「歴史読本臨時増刊号」 144P
定価:1,090円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
月刊歴史読本2008年8月号。特集は「絵本 信長一代記」。本書は本願寺の立場から書かれた「絵本拾遺信長記」「真顕記」「絵本太閤記」の3冊を同編集部で再編集したものである。こういう貴重な絵本を手軽に読めるはうれしいし、また信長研究最前線の論文も面白い。通巻1600号を記念した別冊付録は昭和37年の臨時増刊号「名将の影武者」。豪華な内容ながら定価は変わらない。今号は珍しく本屋でもうずたかく積まれていたが、興味ある方はぜひ手にとって見てほしい。
月刊歴史読本ホームページ
[目次]
特集ワイド 新編「絵本 信長一代記」
第1部 「信長記」篇
第2部 「太閤記」篇
織田信長<本文対応>年表
織田信長研究最前線 治世と政策
「天下布武」とは何か?
信長の京都政策と「町組」
幻に終わった最後の茶会
織田信長研究最前線 合戦と築城
旧本能寺から出土 信長専用の「小御殿」
雑賀衆と雑賀門徒集団の「石山合戦」
長宗我部氏の四国侵攻と本能寺の変
雑兵たちのサバイバル・システム
特別評論 「天下統一の空間」安土城天主
論点検証 石山合戦と織田信長
特別研究 「信長記」研究の現在
新・視点 徹底調査 織田信長の”傷病”カルテ