戦国武将と能

戦国武将と能
出版社:雄山閣
発行日:2006年7月初版
ページ数:177P
著者:曽我孝司
定価:2,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国武将は能をどうとらえただろうか。その心の表現とは何かを明らかにする。戦国時代、朝倉氏、信長、秀吉などの城下で花開いた能は領主の個性や地域性も加わり、それぞれ独自の展開をなし、特色ある能風土が形成された。激動の戦国歴史を辿る。 」
戦国武将の本、能の本はそれぞれあるが、戦国武将と能のかかわりについてまとめた一般書は珍しい。
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[目次]
第一章 戦国城下の能
 一 越前・朝倉氏と手猿楽
 二 能登・畠山氏と近江猿楽座
 三 甲斐・武田氏と演能の面影
 四 相模・北条氏と宝生大夫
 五 四国・長宗我部氏と娯楽能
 六 織田信長と社交の能
 七 美濃の国人と手猿楽
第二章 戦国武将と愛好曲
 一 武家能の上演曲
 二 武将の能理解
 三 武士教育の普及
第三章 武家能の大衆化
 一 朝倉氏と寺社の能
 二 能郷白山神社の「能・狂言」
 三 六角氏と寺社の能
 四 畠山氏と寺社の能
 五 東三河・西遠江の寺社の能
 六 能を支えた庶民
第四章 戦国時代の面打ち
 一 寺社に奉納された能面
 二 面打ちの慣行
第五章 世襲面打ちの登場
 一 世襲面打ちの師三光坊
 二 近江井関家制作の能面
 三 越前出自家制作の能面
 四 近江井関家・越前出自家制作の能面比較
第六章 豊臣秀吉と能
 一 武将と神事能
 二 娯楽能と信長・秀吉
 三 能面の様式美の変化
 四 秀吉と能
年譜