出版社:一水社
発行日:2008年6月初版
ページ数:247P
編者:戦国新説研究会
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「顔が変わった『甲斐の虎』武田信玄、『謎の軍師』山本勘助の正体、桶狭間の戦い『迂回・奇襲攻撃』はなかった…。史実を次々と覆す! 戦国を変える様々な新説を豊富な図版やイラストでわかりやすく解説。」
この手の類の本はたくさん出版されているが、何か面白い話はないかと買ってしまう。すでに有名な新説もあるので、目新しいのは数本である。早雲、信玄、道三、信長、秀吉、元就、光秀と、歴史がそう頻繁に覆されるわけはないので、興味ある方はどうぞ。
[目次]
第一章 覆された人物像
新説1 定説より二十四歳若返った戦国大名 - 北条早雲
新説2 斎藤道三の「国盗り」は父子二代の共同事業だった
新説3 頭が変わった戦国大名 - 武田信玄
新説4 「架空の人物」とされた伝説の軍師 山本勘助の正体
新説5 豊臣秀吉の右手の指は六本あった
新説6 毛利元就の「三本の矢」伝説には驚愕の事実が隠れていた!
第二章 覆された戦国合戦
新説7 桶狭間の戦いは「迂回・奇襲」ではなく正面攻撃だった
新説8 川中島の戦いの通説は机上で練られた想像上の戦争だった
新説9 戦国最強「武田騎馬隊」は存在しなかった
新説10 秀吉の「墨俣一夜城」はフィクションだった
新説11 ありえない「鉄砲の三段撃ち」 長篠の戦いの真相に迫る
第三章 あやしい新説を徹底検証
新説12 戦国最大のスキャンダル!! お市の方は信長の愛人だった
新説13 浅井長政の裏切りは将軍義昭が「黒幕」だった?
新説14 本能寺の変の「黒幕」は朝廷だった?
新説15 戦国「成り変わり」ミステリー 天海大僧正は明智光秀だった?