発行:豊橋市教育委員会
発行日:2006年3月初版
ページ数:238P
編集:豊橋市美術博物館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、吉田城が今橋城として築城されてから五〇〇周年にあたる節目の年として、平成17年10月8・9日(土・日)に行われた、『吉田城築城五〇〇年記念 吉田城シンポジウム』の内容をもとに構成しています。シンポジウムの講師を務めていただいた気鋭の文献・城郭研究者の方々にお願いし、豊富な知識や広い視野をもとに、それぞれが得意とする分野について吉田城の城主や、城の文化財的な評価をご執筆いただきました。」
豊橋市美術博物館で販売されていたのですが、現在も残部があるかわかりません。吉田城を題材にいろいろな視点の論文が読めてとても興味深い本です。
[目次]
第Ⅰ部 戦国・織豊期の吉田城主
戦国時代の今橋城から吉田城へ
三州吉田城主・池田照政
第Ⅱ部 吉田城の文化財的価値 -新たな視点から-
今、よみがえる吉田城 -その建物復元に向けて-
吉田城の縄張り -その変遷を中心として-
吉田城の石垣構築とその変遷
発掘調査からみえる吉田城
東国の要・吉田城 -中世から近世へ-
第Ⅲ部 発掘・三河の城
田原城
岡崎城
第Ⅳ部 東海の織豊城郭
赤城城跡
岐阜城・千畳敷
清洲城と城下町
浜松城
二俣城・鳥羽山城
久野城
横須賀城
掛川城
資料
掲載城郭位置図
吉田城関連年表
江戸時代の吉田城絵図
吉田城シンポジウムの記録