出版社:清水弘文堂
発行日:1991年1月
ページ数:227P
著者:矢野四年生
定価:1,942円+税(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「熊本県人が、今も清正公さんといって敬い続けているのは、治水・潅漑・干拓など、領民のための事業を行ったからである。350年後の今も残っている工事の堅固さ、量の多さとアイディアの多彩さ、自然に逆らわない工法は、科学技術の進んだ現在でも大きな示唆を与える。その全容を、文献に基づき、現地探訪で裏づけたノンフィクション。 」
加藤清正の行った治水事業の探究書。各地方との治水方法の比較にも役立ちます。
[目次]
一 はなぐりと馬場楠井手
二 白川沿いの治水事業
三 緑川沿いの治水事業
四 菊池川沿いの治水事業
五 八代付近の治水事業
六 その他の治水事業
七 文禄・慶長の役と関係のある産業
八 その他の産業振興
九 まとめと参考文献