大坂城址Ⅱ 大坂城跡発掘調査報告書Ⅱ -大阪府警察本部庁舎新築工事に伴う発掘調査報告書-

大坂城址Ⅱ 大坂城跡発掘調査報告書Ⅱ -大阪府警察本部庁舎新築工事に伴う発掘調査報告書-
編集・発行:大阪府文化財調査研究センター
発行日:2002年3月29日
ページ数:(本文編)352P、(図版編)図版168P、(付図編)付図8枚
定価:6,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「大阪市中央区大手前および法円坂の一帯は、東には大阪平野、西に大阪湾を望む上町台地の北端にあたります。当地は『難波の堀江』に比定される大川からも近く、古くより水上交通の拠点として瀬戸内海を通じて広く大陸ともつながっていました。周辺の遺跡を概観すると、縄文時代では学史的にも有名な森の宮遺跡をはじめとし、古代では難波宮、さらに中世以降では大坂本願寺および豊臣・徳川両氏の大坂城などがあり、各時代を通して歴史上きわめて重要な位置を占めてきた地域であるといえます。本書は平成10・11年度に実施した大阪府警察本部庁舎新築工事に伴う大坂城跡発掘調査報告書です。今回の調査では北半から見つかった谷の中から、難波地域では初めてまとまった形で木簡が出土するという思いがけない発見がありました。出土した木簡の中には孝徳朝の年西暦648年の紀年銘木簡が含まれており、前期難波宮の研究に一石を投じる重要な歴史資料となりました。」

[amazonjs asin=”4106037661″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”豊臣大坂城: 秀吉の築城・秀頼の平和・家康の攻略 (新潮選書)”]
[目次]
(本文編)
巻頭カラー図版
第1章 調査に至る経過と方法
第2章 位置と環境
第3章 調査の概要と層序
第4章 古墳時代以前の遺構と遺物
第5章 飛鳥・奈良時代の遺構と遺物
第6章 中世の遺構と遺物
第7章 豊臣大坂城の遺構と遺物
第8章 徳川大坂城の遺構と遺物
第9章 近・現代の遺構と遺物
第10章 自然科学的分析
第11章 総括
(図版編)
(付図編)
付図1 近世~現代遺構面
付図2 豊臣0面
付図3 豊臣1面
付図4 豊臣2面
付図5 豊臣3面
付図6 豊臣4面
付図7 中世遺構面
付図8 古代遺構面