編集・発行:青森県八戸市教育委員会
発行日:1993年3月31日、1993年4月根城史跡保存会増刷版
ページ数:211P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「史跡根城跡は、北奥の中世を代表する南部氏の城館跡であり、その長い歴史は、現在、国の重要文化財となっている『南部氏文書』などをひもとくことによってあらましを知ることができます。そして約300年もの間存続した城跡は、八戸市民の拠り所として多くの方々のご協力を得ながら保護されてまいりました。ところが、八戸市発展に伴う市街化進展の波及は城跡周辺まで及ぶに至り、文化庁・青森県教育委員会と協議の上、昭和47年から史跡の公有化を開始いたしました。また、公有化とともに、史跡公園として積極的活用を図るという計画が立案され、史跡整備の基礎資料を得るため、昭和53年から本丸の発掘調査に着手しました。」
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[目次]
第Ⅰ章 序言
1 発掘調査に至る経過
2 発掘調査関係者
3 発掘調査費
第Ⅱ章 根城の築城と南部氏
第Ⅲ章 遺跡の概要
第Ⅳ章 発掘調査経過
第Ⅴ章 遺構
1 盛土整地
2 柵跡・柱列
3 門跡・通路跡
4 掘立柱建物跡等
5 竪穴建物跡
6 井戸跡
7 溝跡・土壙
8 土壙墓
9 その他
第Ⅵ章 遺物
1 陶磁器
2 武器・武具
3 建築用具
4 生活用具
5 生産用具
6 信仰用具
7 古銭
第Ⅶ章 考察
1 遺構変遷
2 掘立柱建物跡
3 竪穴建物跡
4 遺物の分布
5 豊臣政権の奥羽仕置と城破却について
6 陶磁器および遺構変遷時期の年代
7 おわりに