出版社:学習研究社
発行日:1996年9月初版
ページ数:143P
編集:碧水社
定価:1,553円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
歴史群像名城シリーズ第13弾。前半はイラストと写真がカラーで多く載っており、後半は読み物となっている。仙台城の入門書としてはこれ1冊で十分であろう。仙台城のほかに白石城に関する記事も多い。現在入手が困難なのが残念。
[目次]
再現仙台城
空から見た仙台城
仙台城の縄張
仙台城本丸
本丸三重櫓
「肯山公造制城郭木写之略図」
本丸懸造
本丸御殿大広間
本丸大広間内部
大広間障壁画
仙台城二の丸
「御二之丸御指図」
大手門の復元
仙台城の石垣
第一章 仙台城の歴史
奥羽の覇者 戦国大名伊達政宗
政宗、仙台城への歩み
智謀の将、仙台の地を選ぶ
天険の要害を解剖する
仙台城築城 青葉の名城誕生す
天守のない名城
奥羽の都 伊達六二万石の城下町
桃山美術の粋・瑞厳寺
仙台領南橋の押さえ 白石城
第二章 仙台城の建築と構成
政宗の本拠・仙台城本丸
山上の威容・本丸御殿大広間
仙台藩の中枢・二之丸御殿
二の丸御殿の諸殿舎
検証・仙台城大手門は慶長創建か
城下の要・上級家臣の仙台屋敷
第三章 要害制と家臣団
伊達軍団 政宗を奥羽の覇者としたもの
領内支配と家臣 要害・所・在所拝領
白石城の歴史
白石城の建築
政宗の「隠居所」若林城