出版社:学習研究社
発行日:1996年3月初版
ページ数:143P
編集:碧水社
定価:1,553円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
歴史群像名城シリーズ第11弾。前半はイラストと写真がカラーで多く載っており、後半は読み物となっている。二条城の入門書としてはこれ1冊で十分であろう。現在入手が困難なのが残念。
[目次]
空から見た二条城
洛中洛外図に見る創建二条城
慶長度二条城天守復元図
寛永度二条城天守復元図
後水尾天皇行幸時の「二條御城中絵図」
寛永度二条城天守復元図
第一章 「京の城」の歴史
戦国期の京の城
天下人信長と「将軍の城」
秀吉の聚楽第建設
御土居による京都改造
発掘が語る信長二条城
徳川二条城と大坂の陣
和子入内と寛永大行幸
京都支配の象徴・二条城
幕末の二条城
第二章 失われた天守
二度移建された慶長度天守
寛永度天守の復元
第三章 荘厳なる御殿建築
二の丸御殿 構成と配置
二の丸御殿黒書院に見る武家の住宅様式 書院造
二の丸御殿 障壁画
復元される橋廊下
古写真に見る幕末の二条城
第四章 二条城の構成と機能
二条城の縄張と配置
家康の二条城造営
家康の御殿・大広間の復原
将軍の居間・白書院復原
名城の完成・寛永の大改造
大御所の宿所・本丸御殿
二の丸御殿の改造
天皇を迎えた行幸御殿
橋廊下の特異な二重構造
東大手門と天皇行幸
二の丸御殿障壁画の画題
料紙が解く障壁画の謎
元桂宮邸・現本丸御殿
二条城保存の歴史と未来