出版社:新典社
発行日:2008年4月初版
ページ数:157P
著者:笹本正治
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「その日、諏訪大社の水が赤く染まった…。あの武田信玄も怖れ、信仰していた大社に起こった異変を、当時の人々はどう受け止めたのか。現代の日本人が失いつつある感性を、戦国時代から学ぶ。 」
新書ですが、文字も一回り大きく読みやすいです。諏訪信仰や武田信玄に興味ある方におすすめです。
[目次]
Ⅰ 血に染まった池
1 蓮池が血に染まった
2 諏訪信仰をめぐって
3 上社を構成するお宮
4 上社の池と水
5 仏教と上社
Ⅱ 上社の対応
1 異変への対応
2 異国の侵攻と病気
3 記録者の意図と社会
Ⅲ 武田信玄と御頭役
1 御頭役と信濃国
2 武田信玄と諏訪明神
3 信玄の手段と目的
Ⅳ 上社の様々な様相
1 諏訪氏の氏神として
2 人々を威嚇し束縛する
3 民俗の変化
おわりに