出版社:東洋書林
発行日:2002年5月初版
定価:25,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
山形県(置賜地域):1995年3月 487P
書評:
「本巻は山形県の報告書を原則としてそのまま、判型を縮小して復刻するものである。原本は地域別に3分冊となっていたが、そのうち置賜地域を第一冊に、村山・庄内・最上地域を第二冊に配分した。分布図の元の朱線が単色刷りのため識別出来なくなった部分(行政区境など)もあるが、ご寛容頂きたい。」
各都道府県が文部省の指導の下行ってきた中世城館跡の調査報告書です。公的に機関による調査報告書は市販されていないものも多く、古書で入手するにしても一冊数万円となっていることも珍しくない。そういう意味で版は小さく(原本はB5版から本書では菊版に)なってはいるが、入手できることに価値がある。
[目次]
山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)
Ⅰ 調査の目的と経緯
Ⅱ 城館遺跡の概要
1 置賜地域の歴史的景観
2 東南置賜地区の中世城館の分布と特徴
3 東南置賜地区の城館遺跡の概要
米沢市
南陽市
高畠町
川西町
4 西置賜地区の中世城館の分布と特徴
5 西置賜地区の城館遺跡の概要
長井市
小国町
白鷹町
飯豊町
Ⅲ 市町村別城館遺跡一覧表
Ⅳ 城館遺跡分布図
山形県中世関係年表