出版社:ぶんか社
発行日:2007年12月初版
ページ数:239P
著者:武山憲明
定価:638円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長、武田信玄、今川義元、北条氏康、上杉謙信。戦国時代に英雄といわれた武将は多い。織田の先鋭、武田の政治、今川の伝統、北条の堅牢、上杉の正義。それぞれの英雄はそれぞれの特徴を旗印に天下統一を目指し戦ったが、最後まで残ったのは上杉の正義だった!!上杉謙信の生涯を読み解き、同時代の戦国武将と比較しながら、上杉の正義と矜持を解き明かす歴史雑学」
本書のはじめには、NHK大河「風林火山」の上杉謙信役ガクトの話から始まる。確かに、ガクトによって上杉謙信の中性的な存在がクローズアップされたのは確かであろう。上杉謙信に興味が出た方は入門書としてどうぞ。非常に読みやすくサクサク読み進められますよ。
[目次]
はじめに
第一章 越後守護代の末っ子が国主になるまで
第二章 川中島合戦と関東出兵
第三章 幻と消えた関東制覇の夢
第四章 謎の武将・謙信の素顔に迫る
エピローグ 謙信死後、上杉家はどのようにして存続したか?