出版社:学習研究社
発行日:1995年4月初版
ページ数:143P
編集:碧水社
定価:1,456円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
歴史群像名城シリーズ第6弾。前半はイラストと写真がカラーで多く載っており、後半は読み物となっている。彦根城の入門書としてはこれ1冊で十分であろう。現在入手が困難なのが残念。
[目次]
カラー 彦根城の全貌を探る
空から見た彦根城現況
彦根城古絵図
彦根城鳥瞰復元図
城と人
第一章 彦根城-後世と建築日
佐和山から彦根へ
慶長期の幕府普請による築城
地形を生かした彦根城の縄張
都市計画された町割
現存する建物
藩主の好んだ名庭園・玄宮園
装飾に彩られた天守
彦根に集まった櫓
朝鮮通信使も見た彦根城
堅固な要害・鐘の丸
元和期の普請による城郭改造
第二章 現代に甦った表御殿
発掘調査が語る表御殿
表御殿を復元する
表御殿の時代的変遷
表御殿の後世-表向・奥向
表御殿表向の行事一覧
表向諸室の機能と構成
奥向諸室の機能と構成
謎の殿舎「御守殿」
「井伊年譜」に見る御殿の荘厳
第三章 譜代大名筆頭格・井伊家十四代
禁裏を守護した井伊家
徳川四天王・初代直正の赤備え
彦根藩の基礎を固めた二代直孝
四代直興と槻御殿の造営
開国の父となった十三代直弼
なぜ彦根城は破却されなかったのか
古写真が残した彦根城