シリーズ「遺跡を学ぶ」43 天下統一の城 大坂城

シリーズ「遺跡を学ぶ」43 天下統一の城 大坂城
出版社:新泉社
発行日:2008年2月初版
ページ数:93P
著者:中村博司
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大坂本願寺から豊臣氏の栄華の舞台となり、徳川家の別邸となった大坂城。戦乱の世から江戸時代の幕開け、江戸から明治へという時代の大きな転換点に立ち会い、歴史の流れと運命をともにした大坂城400年の歴史をたどる。」
元大阪城博物館館長の中村氏によるものです。城内で発見された豊臣時代の石垣や金箔瓦などカラー写真で載っていますが、テーマが大坂城全体に至ることにより、このシリーズ特有の発掘調査成果に焦点をあてた誌面構成がやや薄いように感じます。薄い本ですが、カラー写真満載です。
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[目次]
第1章 天下統一の城
 1 秀吉・秀頼二代の栄華の夢舞台
 2 徳川将軍家の名城として
第2章 大坂本願寺の時代
 1 大坂御坊から大坂本願寺へ
 2 本願寺の遺構を求めて
第3章 豊臣秀吉の大坂築城
 1 秀吉、大坂城を手に入れる
 2 天守台・本丸の築城
 3 豊臣大坂城の石垣発見
 4 二之丸の築造
第4章 日本一の大城郭
 1 惣構堀の構築
 2 秀吉最晩年の大坂普請
 3 大坂築城の経過
 4 大坂城、滅亡への道
第5章 徳川秀忠の大坂城再築
 1 再築普請の経過
 2 細川家の石垣築造物語
 3 徳川大坂城の威容
 4 大坂城の終焉