編集・発行:仙台市
発行日:2003年3月
ページ数:63P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「平成14年度は、13年度に引き続き、本丸御殿の主要建物である大広間跡の発掘調査を行い、礎石跡や雨落ち溝跡が発見され、大広間北辺部の正確な位置が明らかになりました。また、建物に使用されたとみられる金銅金具等が出土しました。さらに、明治初年に大広間を取り壊して掘られたとみられる大規模な溝状遺構等も発見し、近代における仙台城についてもその実態が少しずつ解明されようとしております。本丸東南部の巽櫓跡の調査調査では、巽櫓とそれに付属する付櫓の石垣や礎石が初めて確認され、出土した大量の瓦は正保3年の大地震によって崩れた櫓の屋根瓦と考えられています。櫓付近からは大鉄砲や大筒などの玉とみられる遺物を出土しており、仙台藩の炮術や櫓の機能を解明する貴重な発見として、仙台城への関心はつきません。」
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[目次]
Ⅰ はじめに
仙台城跡の概要
Ⅱ 調査計画と実績
Ⅲ 第3次調査
1.調査経過
2.確認遺構
Ⅳ 第4次調査
1.調査経過
2.基本層序と旧地形
3.発見遺構
4.出土遺物
5.遺構3次元レーダ計測
6.科学分析
7.絵図・文献の調査
8.まとめ
Ⅴ 第5次調査
1.調査経過
2.発見遺構
3.出土遺物
4.地下レーダ探査・土壌分析・金属製品の保存処理
5.絵図・文献の調査
6.まとめ
Ⅵ 総括
調査成果と今後の調査課題
付編 科学分析
写真図版